新幹線の窓から見えたある看板。
白地に大きく赤で「727」と書かれていました。
新幹線に乗りながら考え事をしていて、ある問いを立てて、
何気なく外を見たときに、この「727」看板が目に入りました。
「727? 何かヒントがあるのだろうか?」
と思うと同時に「なんの看板?」という疑問が湧きました。
727の正体を探るべくスマホで検索したら、ありました!
727看板物語
やっぱ、みんな疑問に思うのかな?
とはいえ、何度も新幹線に乗って同じところを走ってますが、
私が気づいたのは今回が初めて。
あんまりぼーっと外を眺めてないせいかもしれません。
宣伝のための看板だそうですが、謎が残ると知りたくなりますね。
インターネットがあるからすぐ検索できます。
今だからこそできることですね。
人はストーリーや謎が好きですから。
そしてつい、SNSにアップしたくなります。
私もFacebookに載せました。
それはともかく、そこに自分の問いへの答えのヒントがあるかなー?
と思いを馳せました。
点在する看板。意味不明。
知りたくなる。
点と点をつなぐ行為。
自分のしていること。
自分の中の点と点。
それをつないでいく作業。
私自身も点。
本体は別。
この日の朝、場について、ふとひらめいたことがありました。
場が先にできあがり、物が現れる。
いのちは場が本体。
「727」の看板。
点在しているけど、意図があってそこに存在する。
そこに表されているのは、思い、目的。
例えば、心臓だけがそこにおかれていても、その本来の機能は果たさない。
体とつながって、各臓器や血管、細胞などと連携して動くことで、その機能を発揮する。
そして体は、生きるという意図を始め、
何らかの意図を持って、一つの個体として行動する。
「私」という場があるが、それはもっと大きな場があるからこそ、生じている。
しかし「私」という自我意識が生じなければ、一切を私は体験することができない。
それはなにもない、無に等しい。
人は死を恐れるが、生きている間に個(自我)というゲシュタルトを超え、
もっと大きな場のゲシュタルトに覚醒すれば、死は恐ろしいものではなくなる。
この世から離れるのを残念には思うだろうが。
"個体意識" から、もっと大きな ”場意識” に広がること。
そこに存在する物はそれ単体で存在しているわけでなく、
その単体には気づけないつながり(ゲシュタルト)が存在する。
点在した「727」の看板の背景に会社の意図があるように。
先に実現したいなにがしかがあるからこそ、物体は存在する。
「727」の看板は、リアルに設置されているものだけど、
今の時代、インターネットを使えば、いろんな形で「点」(目印、ヤードマーク)をおける。
網を張って獲物を待っている蜘蛛のようなもの。
と考えてて、つながりました。
意識の場の中に「727」看板のようなものをセットすること。
一人一人の意識の中に眠る何か。
まだ見ぬゴールに対して、あちこちにタネを植える。
本人さえ気づいていない本当のゴールに見当をつけ、そのタネをまく。
全体像の実現方法はわからなくても、ヒントはそこかしこにある。
点として転がっている。
大事なのは気づきとリンクづけ。
言い方を変えれば、物の背景にあるみえない
ゲシュタルトに気づくことがゴール設定と言えるでしょう。
私たちは通常、看板をゴールと勘違いしています。
看板を見て、もっといい看板を作りたい、世界一の看板にしたいとか考えます。
しかし本当は、いい看板を作ることではなく、
(いい看板を作ることもいいゴールになり得るが)
物質としての看板を超えたところにある思いや意図、
なぜをそれをしたのか? 何を求めているのか?
そこに願いがあり、ゴールがあります。
これは例えだけど、言い換えれば、年収1000万になりたいとか、
いい家を買いたい、世界一周旅行をしたいというのが看板と同じということ。
なぜそれをしたいか、そうなりたいか、
その向こうにあるものを見つめてみましょう。
なぜ?なぜ?なぜ?と聞いていくとだんだんと見えてきます。
なぜ1000万?
安心したい?不自由したくない?
そうなると何ができる?
誰が幸せになる?
なぜ幸せになりたい?
突き詰めていきましょう。
「727」の看板そのものは、
鉄か何かでできた看板とそこに書かれた数字です。
1万円札がただの紙切れであるように、
看板や数字そのものはそれでしかありません。
しかし1万円に、いろんなものと交換できる付加価値があるように、
看板から派生するリンクは、727の化粧品、数字の看板を点在させた理由、
そこにまつわるストーリーなど、違う価値が現れ始めます。
物そのものより、そこから広がるリンク。
その背景、ストーリー、その他諸々。
五十音のいろんな組み合わせにより、
私たちはいろんな表現ができるし、知識も広がります。
それは50個の文字による無限の組み合わせ。
どう組み合わせて、そこにどういう意味づけをするか?
そこに新しい創造が生じます。
そんなことを思わせてくれた727の看板でした。
<セミナーのお知らせ>
点と点をつなぐ作業は、目的や意図があってこそできること。
点と点をつないで何を作り出すのか?
それがわからないと、点はただの点で終わります。
いかにゴール設定をするのか?
どういう意識を持って日々暮らすがいいのか?
セミナーでお話しします。
■ 東京
日時:1/20(日)13:30〜15:30
場所:東京都内 八丁堀付近
参加費:8000円
■ 京都
日時:1/16(水)14:00〜15:50
場所:京都市内、烏丸御池駅付近
参加費:8000円
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