いのちおりblog - 本来の自分に還るために

人生をよりクリエイティブに生きたいあなたに贈る
   悦月(えつき)のブログ(旧ブログタイトル:たまむすひ)
                                    

タグ:ホセ・ムヒカ

ホセ・ムヒカ氏来日の時の講演からの抜粋の最後。
以前の記事はこちら (

しっかり学ぶ必要があります。自分自身の考え方を、いろんな情報源を当たりながら、自分の考えを構築する必要があります。必ず疑いの目を持って、裏を取る必要があると思います。

一般の市民、一般の市井の人々というのはわりと無邪気で、何か言われたことを鵜呑みにして信じてしまいます。でも、みなさま方はもっと高い教養を持っている人だとすれば、さらに深い洞察をする義務があります。

もっと深く考えること。
ほかの人が表面的な部分しか見ていないことを、しっかりと見ていく。
そういったことをみなさま方がしなければいけません。
それが闘争の一部でもあると思います。

私たちは理性で考えなければいけません。しっかり物事を見なければいけません。それに基づいて、現在、社会に何が起きているのかを、深い洞察をすることによって分析し、それをほかの見えない人に伝えなければいけないと思います。

生きるということは、コンフリクトを持つことなんです。
コンフリクトがない人間は墓場にいる人だけでしょう。
生きてる人なら、誰でもコンフリクトは抱えています。

問題は、どうやってそのコンフリクトをマネジメントしていくのか。
コンフリクトを持つことは避けません。ですから、みなさんは家族のために、
例えば家族を守るために戦うというのは当然です。それはいいことです。

でも、だからといって、ほかの人のために何にもできない、ということではないですよね? 
ほかの人にも何かができたとすれば、自分と家族にとってもすごく幸せに感じるでしょう。
隔離されて、社会の中で生きていくことはできません。 logmi


コンフリクトと書かれているけれど、「葛藤」「対立」「戦い」「衝突」などのどの日本語訳にすればいいか、、と迷います。だからそのまま「コンフリクト」と英語をカタカナにされたのかもしれません。

とにかくはなにかしら対立することがあり、それをどうしようかといろいろと試行錯誤するわけですね。

私たちは常に選択をして過ごしていますから、そこに葛藤があるかないかで、ストレス度が違ってきます。


通常、葛藤がないほうがいいように思われがちですが、果たしてそうでしょうか?

葛藤がないということはとくに問題がないということでしょう。
問題がなければ楽ですが、成長もない。


『もっと深く考えること。
ほかの人が表面的な部分しか見ていないことを、しっかりと見ていく。』

そうすることでコンフリクトも生まれます。

「問題」というと悪いことのようですが、「課題」「改革」という言い方をすれば、今ある状態を変えていくことと言い換えられます。

そこには現状否定があるではないか?と言われそうですが、結局のところは青い鳥であり、それが見えてない状態です。
そこにたどり着くまでにいろんなことを経験するから葛藤のない状態にたどり着きます。

その状態に至るとまた新しい視点が見えますから、また新たなコンフリクトが現れ、それに対応していくことで、新しい気づきや経験を経て、また成長していきます。

それの繰り返しですね。
そうやって自分も世界も変化していきます。


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ホセ・ムヒカ氏来日の時の講演からの抜粋を書いていたが、途中で止まっていたので再開。
以前の記事はこちら (

どこかで私たちは自分の人生の総括をすることになると思います。たとえば「何かをやろうとしたけど失敗してしまった」「何度も失敗したけれど、やろうとした」「100やりたかったけれども、5ができた。もちろん完璧ではなかったけれど、有益な人生だった」。

別の場合には、「私は私の人生のなかで何もしなかった」「単純に私は浪費をした、消費をした」「誰に対しても手を差しのべることはなかった」「ほかの人のことなんて、一度も心配したことはなかった」「決して、誰かのために時間を費やすことはなかった」。

自分自身を鏡で見るとき、そこに映るものは自分のエゴイズムにすぎないのです。そのときにあなたは自分自身に対して失望するでしょう。

単純に世界を変えるため、勝つために戦うのではないのです。そうではなくて、自分自身の心のなかにあるもののために考えるのです。戦うのです。私たちは感じることができます。

私たちには頭があります。心があるのです。ある程度までではありますけれども、私たちは自分自身の人生を方向づけることを自分ですることができるのです。

もし音楽が好きならば、そこに自由を探してください。もし私のように絵が好きなのであれば、そこに自由を見出してください。私のように農業が好きな場合には、農業を営むことができるでしょう。それは単純にお金を稼ぐためだけではありません。
ですから、何かあなた自身を幸せにするものを探してください。ほかの人を幸せにすることを考えてください。

それは世界を変えるということではなくて、自分自身を変えるということになるのです。
例えば、私は世界を変えたかった。でも、現在、私は家のなかの掃除をしている。ということがあるかもしれない。世界を変革するのは、かなり複雑で難しいものなのです。

でも、長期的には何かが残るでしょう。大きな闘争、大きな敗北のあとで。そして、その闘争のあとで、世界は違うものになっているでしょう。前とまったく同じ、ということはないでしょう。 (logmi


大きなことをなし遂げる人に見られる特徴。

あきらめない。
希望を捨てない。
前向きである。

それを楽観的、ポジティブという言葉で表すこともできるけど、
そういう言葉を軽く使えないような重みがあります。

「不屈の精神」という言葉の方が似合っています。


「自分は無力である」と思い知った人が立ち上がり、
また世界を変えるために行動する。


私たちは世界を変えるためにここにいる。

世界を変えることは自分を変えること。

自分を変えるというと、
今の自分への否定を感じる人もいるから言いかえましょう。


自分が気づいていないことに気づくこと。
そして行動して、セルフイメージを変えること。

それが自分を変えることであり、世界を変えること。


前とちっとも変わってないじゃないか、、、
何をやっても変わらない、、、
まだこれだけしかできてないのか、、、
自分は何をやってもダメだ、、、

などと思うこともあるでしょう。

けれどもあなたがそれに対して考え、行動してるのなら、
前とまったく同じ、ということはないです。

だから、何も変わらないとは思わないでください。


絶望しながらも希望を捨てない。

なかなかたいへんなことですが、絶望も幻想ですから。

ならば「希望も幻想でしょ?」と言われそうですが、

はい、そうです。
どうせ幻想なら、自分にとってうれしい幻想を持つほうがいいでしょう。

自分が見ている世界は自分の心が作り出している世界です。

本当に自分が作り出したい世界は何か?を知り、
その世界が豊かになることを想像(創造)しつづけ、行動し続けましょう。

そうすることで、いつのまにか世界は
あなたが望んでいた情景を見せてくれるでしょう。



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途中でストップしてました「ホセ・ムヒカ氏来日講演」について続きです。


人生を信じられるように何かをしてください。

もし信じられないんだったら、信じられるように何かをしてください。人生を信じられるようにしてください。

何か悪いことがあって、それを変えたいと思うこと、不満を持つことはいいことです。
単に何もしないで不平ばっかりを言っているのでは、まったく変わりません。一緒に同じ気持ちを持つ人と、まとまって一緒に何かをしなければいけないと思います。
それがあなたの人生に、あなたの存在に意味を与えることだと思います。そうじゃなければ、あなたの失望が勝利してしまうでしょう。生きるためには希望が必要です。もし希望のない人生になってしまうとしたら、どうでしょうか?

logmi.jp


『人生を信じられるように何かをしてください』

これは大切なことです。
信じられるように何かをする前にあきらめてしまう人が多いです。

信じていた人に裏切られたら、
人や人生が信じられなくなっても仕方ないことでしょう。

優しい人だと信じていたら詐欺だった、、、。

それはショックかもしれませんが、
あなたは自分の見る目がなかったことに気づくでしょう。

そこで経験したことにより人に騙されなくなり、その後に起こったかもしれないもっと凶悪な事件に出会わずにすんでいるかもしれません。

その出来事があったからと人生を信じなくなり、心を閉じてしまうのは、
人生をより狭い領域に閉じ込めることになります。


『人生を信じられるように何かをしてください』は、
他の誰でもないあなたが心を開き、何かをするのです。

起こったことに対して、「だから私は・・なんだ」「あれが起こったから・・だ」と気持ちを下げるのではなく、あなたはいつでも「人生を信じられるように何かをする」ことができます。

そしてあなたがそうする自分を信じることができれば、
人生はまた扉を開いてくれるでしょう。


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あなたにとって本当に大切なものは何か?

エゴがある私たちはそれを自分のためだけに使うのではなく、
世界が良くなるために有効に使うことができます。

「あなたにとって本当に大切なもの」を突き詰めていくと、
あなただけを救うものではないでしょう。

それをとことん突き詰めていくと
あなたはきっと自分の内にある慈愛に気づくと思います。

私たちは自分のために生きているようで、
本当は他のために生きています。

でもそれをすっかり忘れてしまっているから苦しみます。

それを思い出し、それを生き始めたら、
あなたは人生のゴールを見つけ、
あなたの人生に美しい意味を与えることができるでしょう。

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ホセ・ムヒ氏来日講演の抜粋2です。(はこちら)

ある物語で、地球をひっくり返す魔術の棒を見つけた。でも、ひっくり返したはいいけれども、ひっくり返したあとにそれをもとに戻す術を知らなかったという話がありました。今、そのような状況が起こっています。

私が言いたいのは、文明のなかで多くのモノを浪費しすぎたということです。つまらないことに浪費しながら、一番重要なことには目を向けてこなかった。一番大切なことは幸せになることです。

非常に美しい大義というのがあります。この大義というのは、人生に美しい意味を与えること。そして、人生の存在に意味を与えること。そして、種全体がよくなること。これが大切な大義であるはずです。

考える術はこの頭の中にあります。ですから、この頭を使えば、あなたは自分の人生を誘導する、導いていくことができるはずです。

本来の自由というのは、自分がしたいことをできるというのが自由です。
ほかの人に強制することなく、ほかの人の考え方を阻害することなく、それぞれの人の考えを尊重したなかで、自分がやりたいようにできること、ほかの人がやりたいようにできること。それが自由です。
そのために必ずしもモノが必要なわけではありません。

みなさま方自身が自分にとって何が一番大切なのか、何が一番いいのかを考えてほしいのです。

自分を守るため、あるいは自分が大切に思う人を守るために、エゴイズムというものがあります。エゴイズムというのは、自然が私たちに与えてくれた、ある意味では自然のものでもあります。

そういった感情を教育によってさらに精度を高めることができます。そして、正しく生きることによって、そういった感情を高めることができます。
それを高めることによって、自分で自分のエゴにブレーキをかけることができるわけです。そして、重要な教訓を学ぶこともできるのです。

人間の誤りというもの、それからまた限界というものもたくさんあります。
しかし、それは無限の戦いなのです。つねに改善するために、つねによくして、変革していくためのものです。それぞれの心の中で、よりよくするために、そのためにも、私たちは私たちの社会をよくするために戦わなければなりません。それこそが人生の、生の大義なのです。
そして、それこそが私たちの存在に意義というものを与えるものでしょう。そして、それは大きな責任です。

もっとも重要なことは勝利することではありません。人生でもっとも重要なことは「歩く」ということです。歩き続けることです。

これは何を意味するか? すなわち転ぶたびに起き上がる。それから、また新たに何かを始める勇気を持つ。何かに打ち負かされたときに、また立ち上がる、ということです。

牢獄に入れられる。しかしながら、またそこから開放される。そしてまた、生き始める。そして、息をすることができる。いずれにしても、あなたの体が動くうちは、毎朝体が動く、そして生きているという、この奇跡というものを歌い上げるわけです。

完全に勝利を収めることは絶対にありえないのです。つねに何か欠けているものが出るでしょう。しかしながら、絶対に完全に敗北するということはありません

実際にどういうことで勝利を得ることができるのかといえば、それは、意思を持って生きるということです。それは例えば、この人生の最終地点に、何らかのゴールとしてのアーチがあって、そこに到達するということではありません。
そうではなくて、自分自身が意思を持って生きるということです。そしてまた、生きる力によって立ち上がるのです。

logmiより)
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この最後の部分は、ずっと戦い続けてこられたムヒカ氏の信念だなあと思いました。

前回の話に出てきた「生まれたから生きる」という人は別として、より良い世界にしていきたいと思って生きる人たちにとっては「歩き続ける」ことのほうがゴールを達成することより意義があります。

「戦い」というときつい印象を受ける人もいるでしょうが、「挑戦」といえばいいでしょうか?

日がまた昇るように、私たちも毎日のルーティンの中に埋もれて死んだように生きるのではなく、そのプロセスの中で自分の意思を持って生きることが大事です。

そのためにはなんらかの「方向性」が必要になるでしょう。
これを見失っている人たちが多いと思います。

今回のムヒカ氏の来日は、私たち日本人に「あなたはどう生きるのか?」について真剣に考える機会を与えてくれたように思います。
 
これは人から言われるものではなく、自分で探求していかなければなりません。
 
ただなんとなく生きようと、何かを求めて生きていこうと、 
どちらにせよ、死ぬまではあなたは「生きる」ことから免れられません。
 
どう生きるのか?
どう生きたいのか?
 
あなたはあなたの奇跡を作り出すことができます。

それに向かって動き出す時、あなたはこの「戦い」の意味を理解し、深い意味での幸せな人生を得ることができるでしょう。



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「世界で一番貧しい大統領」と呼ばれたホセ・ムヒカ氏が来日されたが、
改めてこの人のスピーチはすごくいいなあと思いましたので抜粋しました。

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今、いろんな価値観がありますけれども、もっとも重要な価値観は
「生きている」ということ。
なぜなら、生きていること自体が奇跡だからです。

すべての種と同じように、私たちは“種”として生きなければいけない。

自然は、私たちに対して特権を与えてくれました。おそらく「私たち自身のことを考えろ」という意味で、私たちにこういった特権を与えてくれたのだと思います。

なぜならば、実際に生きるということ、それは基本的には死に向かって歩むことだからです。

人間の人生は他の生き物の一生とは違うものがあります。というのは、ある程度まで、私たちは何かを創ることができる。すなわち、自分自身の人生の道を築くことができるからであります。なぜなら、私たちには意識があるからであります。
私たちは存在の方向性というものを作ることができるのです。

若いみなさま方、2つの選択肢があるのです。1つは、「生まれたから生きる」ということです。
また、もう1つの選択肢というのは「そこから出発して、私たち自身の人生というものを方向づける」。

そしてまた、それを自分自身で操縦していくということであります。すなわち、この奇跡のような生をうけたということの大義のために生きるのであります。
しかし、そのことは私たち自身の意思にかかっていることなのです。私たちがいかにコミットするかということに関わっているのです。すなわち、内部でどのような決断をするかということであります。

私たちは「これからやってくる世界が、私たちが今生きている世界よりもよりよいものにしよう」という意思を持とうではありませんか。

logmiより)

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私たちには言語があり、考える意識があります。

「生まれたから生きる」のは、そのギフトを使わずに生きること。

「そこから出発して、私たち自身の人生というものを方向づける」ことは、
そのギフトを活用し、私たちが生きている世界に生かしていくこと。

自然界で、自我を持ってあたふたと人生を生きている人間の様子は、
他の種にとっては羨ましくもあり、ウザくもあるかもしれません。

どちらにしろそれは人間に与えらえた特性といえるでしょう。



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