うちの猫はよく獲物を捕まえて来ます。
小動物ではスズメ、ネズミ、モグラ、
爬虫類や昆虫では、トカゲ、ヤモリ、芋虫、蝶、バッタ、カマキリなど。
もぐらは食べませんが、スズメやネズミは丸ごと食べます。
バッタや芋虫、羽虫は食べることありますが、他は食べません。
これらのことを最初はとても複雑な気持ちで見ていました。
このブログにも何度かその話を書きました。
観察していると、捕まった獲物の多くは本気で逃げてないように見えます。
猫に弄ばれて死ぬことを選んでいるような?
なので、こちらが捕まえて逃がすのも悪いような?
せっかく猫のために捕まったのになんで逃がすの?と言われるような気がします。
でも「逃げていいよ」と伝えたスズメ数羽は何かが伝わったのか、実際に逃げました。
自然界の何かしら人間が知らない理が作用しているのではないか?
と思っていましたが、こんな話を本で見つけました。
ライオンがシマウマの喉に噛み付いているように見えるのは、
実際は急所である頸部を狙ってるんだそうです。
シマウマには怖いとか痛いとかを感じる余裕はなく、
あるのは脊髄反射で感じた感覚だけとなり、それは実は恍惚感なんだそうです。
シマウマはライオンに頸部を噛み切られて動けず、死を待つだけですが、
この時シマウマは恍惚感で満たされ、
脳内からはオピオイドという生体麻薬が分泌されるため、
痛みや恐怖を感じることがないまま安寧の状態となり、
ライオンに身を任せて食べられていくんだそうです。
中国では、古くから針による麻酔が知られています。
針による刺激によって中枢神経にモルヒネ様物質を生成させ、
生体麻酔作用によって痛みを感じさせません。
(参考文献:「音響免疫療法」西堀貞夫著)
猫に捕まえらた生き物も似たような作用を受けているのかもしれません。
逃げられる状態なのに逃げないのは、恐怖で体が硬直してしまったからか?
とか思いましたが、できればこちらの恍惚感のほうがいいですね。
人間が死ぬ時も、こちら側の世界から見ていると苦しそうでも
逝く人は恍惚感に浸っていると聞いたことあります。
そうだといいですね。
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