markus-spiske-oJZJdhFL2gk-unsplash

昨夜、下記記事を読みました。
そしてすごく腹立たしく思いました。

『人類全滅への道』
コロナウイルスとイナゴに対しての世界規模の「殺菌と消毒の嵐」で、地球の微生物と昆虫が
絶滅に向かうんじゃないかという話です。

人間側の現実問題として、最善の方法とは思ってなくても、目の前の状況をどうにかしなくては!と思うのはわかるし、行政や法の枠組みの中でそのようにしか動けないとか、利権のためとか、理由はいろいろあるでしょう。

でもそこを言っていてはきりないし、らちがあかない。

わかっているけどどうしようもないというところで、いろんなことが動いています。
それを止めるには、今までの価値観を覆すことが起こらざるを得なくなります。

人間が通常の営みを止めたことによって、大気汚染が減ったり川がきれいになったりしています。コロナウイルスの現死者数よりも多くの命が救われてるそうです。

ここで「新型コロナウイルスでたくさんの人が死んでるんだよ!」と言われたら、返す言葉はないです。

人道的な議論としては、「目の前の一人を今救うのか、未来の1000人を救うのか?」みたいな話になりますが、今それをしたいわけではありませんし、消毒するなと言いたいわけでもありません。


大気汚染で亡くなろうが、ウイルスで亡くなろうが、命は尊いものです。

でも同じように、昆虫や微生物や地球も尊い。
人間も ”同じもの” です。

「え?じゃあ、あなたはゴキブリと自分の親の命が同等だというんですか?」
と憤慨する人もいます。
そういう話をしているのではないです。

私だってゴキブリより親の命が大事です。同等に思えるほど悟ってません。
手も洗いますし、多少の除菌もします。


”同じもの” というのは、同じ生態系のバランスの中で生きているものという意味で。
同じ船に乗っている仲間みたいなもんです。
「宇宙船地球号」の乗組員です。

私たちは、地球という”生き物”に住まう微生物みたいなものです。
人類のために、地球や自然環境や他の生き物があるのではなく、私たち人類は地球という星に共存させてもらっている生物の一種です。

そういう意味では、草一本と同等です。

生態系や自然環境のバランスを壊すことは、自分の首を絞めていると同じです。
地球にとっては人間が最悪のウイルスと化しています。
そのツケはめぐりめぐって自分たちに返ってきます。
 
COVID-19はその警告です。
未だそれに気づかない私たち、あるいは気づいていても、その流れを変えることができない私たちはとても愚かです。
  
なにごとも7代先のことを考えて決めるというネイティブアメリカンの教え。
そのような考えを持たないと、人類が人類を滅ぼしかねません。

<ネイティブ・アメリカンの言葉>

「地球はあなたの両親からあなたへと与えられたものではない。あなたの子供があなたに貸し出したものだ。人は祖先から地球を継承するのではない。子供たちから借りているのだ」
 
「最後の木が枯れ、川が汚染され、最後の魚が釣り上げられてはじめて、人間はお金を食べることができないことに気がつくものだ」

「白い兄弟は、文明化するためにこの地に到着したが、それまで私たちは、刑務所も持っていなかった。なぜなら何の非行もなかったから。ドアに鍵することもなかったのは、泥棒がいなかったからだ。誰かが馬やテント、毛布を買う余裕がないなら、みなが分け与えた。文明という名の所有物に重要性を感じないほどシンプルな暮らしだった。お金の種類を知らなかったから、人間の価値も富によって決定などしなかった。もちろん、お互いを騙すことはなかったし、書面による法律、弁護士、政治家もいなかった。」
(引用元)
アメリカ先住民から学ぶ「10の教訓」。自然との共存、シンプルな生き方

  
人類にとって最悪のシナリオになる前に、上記の最後のパラグラフのような世界に向かっていくと私は思っています。次なる世界はそれに近いでしょう。
 
今は移行の過渡期ですが、最初のリンクの『人類全滅への道』の記事を読んで、ここまできてまだ人間中心主義なのかと無性に腹立たしくなってしまいました。

ウイルスやイナゴの嵐が来たら、駆除したい気持ちはわかりますよ。
でも大量イナゴにしたって、人間が生態系を崩したことに起因しているでしょうし。
  
人類が変わらないことには、いくら消毒しても殺してもワクチンが見つかっても、次々とまた新しい「何か」がやってくるでしょう。

それは人類が変わるか、滅亡するかの際まで続きます。
そこまで切羽詰まるより、この機会に人類が大きく変わることを望みます。
その進化のために起こっていることととらえます。

大気汚染を止めたり、大量消毒を減らしたりということは個人にはできません。
が、一人一人の意識が変わることがとても大事です。
それなくしては変革はあり得ません。

「現状維持 vs 変革」「正義 vs 悪」「敵 vs 味方」のせめぎ合いはずっと人類のテーマとしてあります。宗教的な争いや種族間の争いも、個人的な悩みも。

今は「ウイルス=人類の敵」の構図ですね。

自分にとって都合の悪いものは害だ、悪だといって、排除しようとするやり方では解決しない。
わかっちゃいるけどやめられない...。

今までの歴史を見ても、最後にはウイルスと共存することで両方が生き残っています。


人々の心の中にある「今のままではいけない」「今の世の中はなにかおかしい」という潜在的な思いの蓄積が臨界点に達し、創造的無意識が動き出して、今の現象を引き起こすきっかけになったと私は思っています。

だからこそ人々が今起こっていることをどうとらえ、対応していくか?で、今後の流れが変わっていくんだろうなと見ています。

あんまり悪いシナリオは感じてません(といってもしばらくはハードでしょう)。
ゆくゆくは上記のネイティブアメリカンの話にあるような信頼と分かち合いの世界に向かっていくだろうと思います。

そこに至るにはまだ時間がかかりますし、逆の方向も加速します。
この状況のなか、自殺したり、DVが増えたりということも海外では発生しています。
そちらには呑まれないようにしてください。


共存世界と、支配世界、破滅に向かう世界といくつかの道があります。

そのためには、その世界にマッチした自分である必要があります。
そこは自己責任です。

ただそれは今の世界にマッチするということではなく、
自分が願う世界にふさわしい自分になる」ということです。

あなたがそうなっていくほどにあなたの世界もそうなっていきます。

人と違っていいのです。
”大衆”とは違う方向を向きましょう。

あなたはどんな世界に行きたいですか?

まずは自分の心の中にその世界を育んでいきましょう。


メルマガ登録はこちら! メルマガ登録

現在、マインドの話などはもう一つのブログに載せています。


人気ブログランキング