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3月も少しずつ変化していきます。

私たちがどう思おうが、すでに賽は投げられたと思ってください。

つまりボールはすでに投げられたので、あとはそれが飛んでいくにまかせるしかない。
あるいは、味噌を仕込んだので、あとはできるのを待つのみ、というように自然に任せることになりそうです。

その仕込みは昨年になされています。


もちろん投げたボールに網を投げて止めるとか、仕込んだ味噌をあけて何かをいれるとか、人為的に変化を加えることも可能です。

でもそれをするよりは自然の力に任せるほうがうまくいきそうです。
要するに、無理に物事を動かそうとするよりは自然に流れに任せるほうがいいということです。


人為的に何かをしようとする場合、たいてい我欲や損得の計算が働きます。
それにより本来成し遂げることのできる大きなことを目先の小さな利益にとどめてしまう可能性があります。

一見そちらの方が早くわかりやすい結果がでますので、うまくいった気になりますが、視点を高くもつと、もっと大きな充足感、満足感を逃してしまっているかもしれません。

これからは目先の結果で物事を判断しないほうがいいでしょう。


人間万事塞翁が馬。
自然は人間よりはるかに高い視点から物事を動かします。

自然治癒力と同じで、その経過はゆっくりですが、根本から確実に変えていきますので、結果的にはずっと価値があるものとなります。

それを心に留めてお過ごしください。

健やかな3月となりますように。

「和音」2015.3.2



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