
久しぶりに山に行った話です。
9月9日満月、白山に登ってきました。
昨年、美濃禅定道の石徹白の大杉登山口から登り、別山を経て南竜ヶ馬場で一泊して、翌日、頂上の御前峰まで行きました。目的地はその向こうの千蛇ヶ池と大汝峰だったのですが、悪天候のため行けず。
そのため、今年再び試みることになりました。
9月9日が満月と知り、この日に行くしかないだろうと思いました。
私の目的は、美濃禅定道を通って千蛇ヶ池と大汝峰に行くことでしたので、帰りはどのみちを通って帰ってもいいと思っていましたが、交通事情の都合で、加賀禅定道を下ることに。
ということは、白山を南から北に縦断するかたちになります。
美濃禅定道19km、加賀禅定道18m 計37kmだそうで。
前回は、霧で視界数メートルの中、小雨と横なぐりの風の中を19kmを歩いたわけなので、どうにかそこには行ける自信はありましたが、今回は宿がもうひとつ先なので、いったん降りた谷をまた登らねばならない。
前回は夕暮れギリギリに到着したので、今回は少し早めに歩いていかないといけないからちょっとたいへん。暗くなってしまうことも考えに入れてましたが、一度通ったことある道だし、どうにか着けるだろうと。
そして帰り道は加賀禅定道。
まだ一度も通ったことない道のりで、二日続けてこの距離を歩いたことはないので、歩けるだろうか?もし道に迷ったら?天候が悪かったら?熊が出てきたら?遭難したら?と考えると足がすくんで、なかなか思いきれず、「本当に行くの?」と考えてました。
全行程を行くことを考えると怖くてストレスに感じて、ストレートに身体に影響が出てきて、お腹は壊すし、不安を感じるし、目は充血するしで、強いストレスはすぐに身体に影響が出るんだなあと思いました。
最近は感じたことなかったので忘れていましたが、極度のストレス状態になった時に起こる症状と同じでした。災害に遭った時やショックなことが起きた時などとまさに同じ症状がでますね。
こんな状態が続くと心身ともに病んでもしかたないなと思いました。
そういうときはできるだけその反応が起こらないように、理性的に考えて心を落ち着ける必要がありますね。
頭で思っている心配以上に身体が反応してましたので、これはいったいなんだろう?と思いました。
白山に登る3日前にバンジーを飛んでます。
白山登拝のほうが恐怖の対象になっていたので、バンジーは全然、気になってなかったのですが、飛ぶ直前に感じた恐怖もこちらの恐怖も似ているんですね。
恐怖ってなんだろう?と思った時に、まだ起こっていないことや理性では理解できないことに対して起きている反応ではないか?と思いました。
つまりこれもまたマインドが作り出している幻想ですね。
こちらの話はメルマガ「プチ奇跡」に書こうと思いますので、ここでは飛ばします。
とにかく私にとっては初挑戦であり、自分の体力で行けるかどうか、運が悪ければ遭難することもあるわけで、行く前はけっこうビビってました。長距離登山に慣れている人はどうってことないのでしょうが。
やっとこさ行くことに決めて、宿に予約を入れると、怖れはほぼなくなりました。行くことが決まったからでしょうか?
家を出発してからはまったく恐れは出ず、普通でしたので、恐怖ってのはする前、決める前のほうが強いんだろうなと思いました。
登り始めたらよっぽどのことがない限りは目的地に到着するしかないので、前に進むしかありません。
ということで、朝5時半、大杉登山口から登り始めました。
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