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「白山紀行3」からの続きです。

やっと別山にたどり着き、あとは下りで1時間ぐらいだろうと、小雨が降り出したなかを早歩きで進みます。

が、とんでもなかった、、、。

尾根の右側と左側を行ったり来たりしながらえんえんと歩きます。
下りになったと思ったらそのうちまた登りになり。

あとは谷を降りるだけと思っていたので、こうもクネクネと上がり下りしていて、本当にこの道で正しいのだろうかと心配になってきました。

夕暮れも近づいてきて、あたりも薄暗さが出てきます。

一度、沢に降りたので、やっと着いたか!と思ったら、どこにも宿がない!
地図を見ても沢に至る道は載ってないので、もしかして道をまちがえた?でも一本道だったぞ?と思いながらかなり不安になってきました。

山登りで私が一番不安に感じるのは道のまちがい。
「もしかして道をまちがったかも?」と思いながら進む時は血の気が引きます。

もと来た道を戻ってみようか?、それとももう少し進んでみようか?

迷いましたが、とりあえず道が続いているようなので登ってみようと思いました。

が、登っていくところが道なのか、水の流れが作り出した筋道なのかもよくわからず、頭の中ではもし野宿しないといけないとしたら?と考え出しています。

しばらく不安にかられながら歩いていくと普通に登山道になったので、とりあえずほっとして早足で進んでいきました。しばらくしたら足場を組んであるところがあり、人間の形跡があります。そして建物が!

うわー、よかった〜、まちがってなかったーと思い,そちらの方向に進みますが、まるでゴーストタウンのように誰もいなく,どの建物もしまっていて、、、。

なんなんだ、これは?と思いながら進んでいくと、そこはキャンプ場だったみたいで、もうシーズンが終わったようでした。

それで4時頃に宿に到着。だいぶん暗くなってきてましたので、ギリギリセーフでした。よかった。
ストーブがうれしかった。


この夜は外はかなり荒れました。
台風並にゴーゴー風が吹いて雨も降ってたようです。

翌朝起きたら、またガスで真っ白で、風と小雨。
またこの天気かとうんざり。

他の泊まり客も天気予報を見ながら、その日の予定を検討してました。
天気予報では晴れてくるということでしたが、如何せん山の上ですから、どうなることやら。

晴れるのを待ったところでどうなるかわかりませんから、小雨降るなかを出発しました。

この日の予定は、白山の頂上に行き、その後は天気次第ですが、今回の目的地の大汝峰と千ヶ蛇池に行って別当出合に下山の予定でした。

晴れることを願いながら登っていきましたが、昨日以上に天気悪。

室堂から頂上に至る道はかなりの風。
吹きさらしの道で強風がもろあたるので、足を踏ん張りながら小雨の中を登ります。

頂上もやはり強風で立っているのがやっとな感じ。少しいるだけで寒い。
まあ、ここ来るときはそんな感じが多いですが。

IMG_2890
2日間ずっとこんな中を歩いていました。これに横風がつくとホント、気分が重くなります。

以前カーテンを引くようにガスがパアーッと晴れたので、今回もそれを期待して待ったのですが、あいかわらずの天気。

頂上から大汝峰に行くのはあきらめて室堂まで降りて、そこから千ヶ蛇池に行く道を通って大汝峰とに行こうかずいぶんと悩みました。

以前、晴れた時に一度その周辺に行ったことありますが、池まではどうにか道がわかるでしょうが、大汝峰へはまわりが見えないと道に迷う可能性があります。

それに往復3時間、またこの風のなかをひたすら歩くのかと思うと、できないことはないけれど、かなりの精神力と耐久力を有するなあと思いました。

遭難したくはないし、天候が悪いということは今回来いということではないのかもしれない、でもあとちょっとなのに、、などと思い、結局、今回はあきらめて下山することに。


今回の目的地のひとつ、別山の御手洗池は行けましたが、本命の大汝峰と千ヶ蛇池に行けないとはどういうことだろう?と思いながら下山しましたが、下山の時もしばらくは強風と小雨にあおられながらでつらかったので、これはやめて正解だったかもと思いました。

大汝峰に登れたとしても、頂上は強風と寒さでいても立ってもいられなかったでしょうし。

行かなかったことで、つなごうと思っていた最後のちょっとがつなげなかった。

いったいどういうことだろう?

でも私のことだから本当に行くべきであったとしたら、多分行ってただろう。
今回行かなかったのは、どうしても行かないといけないというわけではなかったからだ。

大汝峰と伊雑宮、、、まだ時期早々だったのかもしれません。
急激な変化は混乱を引き起こしますので、異相が開くのはこちらの準備がもっとできてからか?

天候についても、その前に見た夢の一線を越えた感覚を保ちつつの登山でしたから、そこのところ関係しているんだろうなあと思います。

浅間山に登ったときも4回登ってやっとその時の天候の意味がわかりましたから、今言葉にしなくてもいいかと思います。

今回は天気がたいへんでしたが、美濃禅定道は晴れていたらとても気持ちのいい道だろうなあと思いますので、来年は美濃禅定道から登り、加賀禅定道に降りる道を挑戦してみようかなと思ったりしてます。


そういえば、行きの電車の中で読もうともっていっていた本が古事記に関する本だと思っていたのですが、読んでみたら大国主の話がほとんどでした。

大汝峰に向かう道中でしたから、大己貴(オオナムチ)。
たまたまだったのですが、大国主の話を読むことになるとはおもしろいなあと。
その本には、土と深い関わりのある神様だと書いてありました。


ということで、長々と書いてしまいましたが、なんでこんなに書いたのかよくわかりませんが、なにか意味があるんでしょう。あとでわかるのかな?


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