さて、蓼科山から戻って一週間後にまたもや長野に行きました。
今度は浅間山。6、7月と登り、今回で3回目。
3回は行けとのことだったのですが、無理なく達成。ってか、今年、もう一回行きたいです。

以前、ある磐座のあるお山で、月1回登ってレッスンを受けることが1年間ぐらい続きました。
近所の30分ほどで登れる山でしたので、全然たいへんではなかったです。
その時は行くたびにいろいろと学び、学んだことを忘れないようにノートに書き取ったものです。

浅間山もなにかしらそのようなレッスンが入っているように感じていましたが、標高が高い分?抽象的感覚的で、言葉でくるわけではないので何なのかわかりづらい。

言葉で言えば、1回目は女性性の慈愛、いのちを育むことについて、2回目は混沌や無、死について、そして今回3回目はいのちの躍動かな。
全部、体感、体験で身体で感じ得ているもの。そういう学びなのか?


当日の朝、町はどんより曇り空。山に向かうほどに霧が出てきて、「また、真っ白かあ〜」と残念に思っていたら、浅間山荘につく頃にはスコーンと空が晴れちゃって太陽が燦々と輝き出しました。

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初めての快晴
体調も万全で、ルンルンと歩いていきました。


←帰りに歩いた外輪山の尾根です。



老樹翁に教えてもらったことを感じながら登っていったら、火口につながっちゃった感があり、山に受け入れられたようでうれしかったです。つながりを感じながら登っていきました。

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毎回濃霧だったのですが、この日はスカッとするほどお天気もよく、かなりうれしい登山でした。

雲海が出てましたので、もしかしたら下界の方はまだどっぷり曇り空なのだろうか?

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前掛山の中腹に左上に向かって道がついています。この道をえんえんと上に登っていくのはなかなかたいへんです。(写真をクリックすると拡大できます)
前回はこの吹きさらしの場で、濃霧で風強かった。よく歩いたなー。

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今回初めてシェルター付近や現在の頂上になっている前掛山の全景を見ることができました。

上のこんもりとした前掛山の裏は実はこんな風。
外輪山なので、このようになっています。


今回は行くべきところに行き、やっと姿を見せてくれたことに感謝。
大自然の営みのすばらしさ、共にそこにいられたことがすごくありがたかったです。

それから下山し、Jバンドから尾根づたいに戻り、最後は再び高峰温泉へ。
健脚7時間のコースでした。

浅間山のあの登りを登ったあと、また尾根を上がり下りだったので、さすがにだいぶん足も疲れました。ハアハアいいながらただひたすら歩いていると頭も身体も空っぽになっていきます。

今回は達成感があったので、うれしくてしょうがない。
山の気がまた心地よく、自分が一皮むけた感じで、何かが変わったのを感じました。時々はランナーズハイみたいになっていたのかもしれません。

帰りは高峰温泉でゆっくりまったりと疲れを取りました。
温泉まで車で送ってくれる人がいたし、夕食を食べたところではおまけをごちそうしてくれ、ラッキーづくしでした。


初回の慈愛といのちの循環と、2回目の濃霧と風の真っ白い無のような世界と、3回目のガスを放出する火口にみるいのちの躍動。
経験したそれぞれの感覚は今も私の中にあり、何かの折にふっと蘇ってきます。

これからまた新たな自分に再生するプロセスが始まるのを感じました。


ところで、浅間山には火山館のところに浅間神社はありますが、上の方に奥宮らしきものがありません。ググってみると、噴火でなくなったらしいとか?

お山そのものがあるのだからお宮がなくても別にいいのですが、ちょっと気になりました。

こちらに浅間山の写真を追加しました。

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