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最近、本からの話が多いですが、今日は「聖なる愛を求めて―魂のパートナーシップ」(ジョーン・ガトゥーソ著)からです。
セッションに来られたある方に、このワークをしてみたら良いと思うので、あとでメールで送ると言いましたが、ブログでシェアする方が良いと思ったのでこちらに書きます。

これはなかなかネガティブな思いが抜けない人におすすめです。
私も以前続けていましたよ。でもだんだんとネガティブな言葉が出なくなったのでやめました。

私たちの中にはたくさん癒されずに残っている感情や思いがあります。
実は普段、意識されているのは氷山の一角で、潜在意識下にあるネガティブな思いはそれこそてんこもりです。

自分を見つめる作業をしていて、タマネギの皮をむくようにひとつ手放せたらまた次、次と際限なくでてきて、いつまで掘り下げていかなければならないのか?と思ったことある人がほとんどだと思います。

けれどもほとんどの場合、その根元には、ひとつ、ふたつの思いしかありません。そこからいろんなことが派生して今に至っています。
小さな頃に傷つけられた一言をずっと無意識に引きずっている場合もあります。

本に載っている例をそのまま載せれば、

4歳の頃に両親が離婚し、父が車で去っていく時に「パパ、私いい子になるから行かないで!」と訴えた女性の心の傷は、30年経っても癒されておらず、男性と付き合っても「男はどうせ私の元を離れていく」というメッセージを送り続けていました。そして同じパターンが繰り返され、男性は、最後には「もっとよくなるから」と引き止める彼女のもとを去っていくことになります。

私たちには「自覚しているネガティブなこと」と「自覚していないネガティブなこと」があります。

彼女の「自覚しているネガティブなこと」は、

・4歳の時に父が去った
・母親にネガティブなメッセージを聞かされた
・男は私を利用し、愛し、結局は私から離れていく

「自覚していないネガティブなこと」は、

・男はみんな父親と同じだ
・男が憎い
・どんなに努力しても、どうせ私は良い人間になれない
・自分が嫌いだ
・生きるに値しない
・人生は苦しみであり、分離であり、頭痛そのものだ

などです。

「自覚しているネガティブなこと」を書く作業をしていると、ふっふっとわき上がる思いが「自覚していないネガティブなこと」であるので、出てきたその時にそれも書き留めます。

氷山の絵を描いて、水面の上に出ている部分に「自覚しているネガティブなこと」、水面下の部分に「自覚していないネガティブなこと」を書くと、絵のようでわかりやすいです。

それを数日どこかに貼っておいたり、何度も見たりして、思い浮かんでくるネガティブなことを付け加えます。


そうやって書いたネガティブな言葉を出したあと、そこから180度反対の肯定的な言葉を作り出します。

彼女は「男は私を利用し、愛し、結局は私から離れていく」という言葉から、正反対の「男の人は常に私のために、私にとって最善のことを望んでいる」を導き出しました。

「人生とはつらいものだ」であれば、その正反対は「人生とは奇跡的なもので、私もその奇跡の一部だ」になるかもしれません。


そして、ここからが毎日のワークとなりますが、この言葉(確言)を毎日30回書き、それから、心に浮かんだネガティブな考えを全てノートに書き出すようにします。
確言を書いた時にすぐに思い浮かぶ言葉を書きます。


例えばこんな感じです。

<1日目>

男の人は常に私のために、私にとって最善のことを望んでいる

 冗談でしょう。

男の人は常に私のために、私にとって最善のことを望んでいる

 そういう男ってどこにいるの?私はいまだに会ったことないわ。

男の人は常に私のために、私にとって最善のことを望んでいる
 
 まさか!

男の人は常に私のために、私にとって最善のことを望んでいる

 男は私の父親と同じように皆ろくでなしよ。

(・・・と30回続けていきます)


<2日目>

男の人は常に私のために、私にとって最善のことを望んでいる

 こんな言葉に何の意味もないわ。私のために私にとって最善のことを望んでいる男なんてどこにもいないし。それに、私だって自分に最善のことが何かわからないんだから。

男の人は常に私のために、私にとって最善のことを望んでいる

 これって時間の無駄。


と毎日毎日続けていきます。
そうすると、少しずつ書いていることが変わってきますが、それは個人差がありますので、1週間でそうなる場合もあれば、1年ぐらいかかる人もいるかもしれません。


<4日目>

男の人は常に私のために、私にとって最善のことを望んでいる

 男が私のために最善のことを望んでいるっていうんなら、どうして彼は私からはなれていってしまったの。


<5日目>

男の人は常に私のために、私にとって最善のことを望んでいる

 ひょっとしたら、私のために最善のことを望んでいる男の人もいるかもしれない。

男の人は常に私のために、私にとって最善のことを望んでいる

 彼が私のもとを去ったのは、ひょっとしたら、それでよかったのかもしれない。潜在意識のレベルで、彼もそれを知っていたのかもしれない。


<6日目>

男の人は常に私のために、私にとって最善のことを望んでいる

 叔母さんが言っていたっけ。父は、私が継父の養子になったほうが私のためになるだろうと思ったのよ、と。二人の父がいたら、子供の私は混乱してしまったかもしれない。パパ、愛しているわ。パパがいなくて寂しかったわ。私、パパを許すわ。


1週間でこうなるかはともかく、この「そうだ」とか「ひょっとしたら」と言い始めたところが中立点となるそうです。

この時はじめて、古いネガティブな考えから解き放たれ、癒しが始まります。
「私はこう思っていたけど、もしかして違う可能性もあるかもしれない?」と模索し始めます。

この折り返し地点にたどり着いたら、一日15〜20回に減らして、もう1週間書き続けます。


私たちは、ネガティブな考えでも、今までの古い考えにしがみついてそれを守ろうとします。
そこが変わると、いろんなことが変わり出すので、保守的なエゴは変わるまいと抵抗します。

この作業は、自分の心のうちを吐き出し、凝り固まった思考にひびを入れる作業です。
その殻が割れることにより、違う観点から見ることができるようになります。

「もしかして違う見方ができるかも?」と思えるようになったら、一番の山場は越えたことになります。

どうしても拭いきれない思いがある人は、これを毎日やってみられると良いと思います。

また、ネガティブなことに対してでなくても、自分がやりたいと思っている何かに対してブレーキがかかっている場合とかにもいいと思います。


セッション中にこの折り返し地点に来れたら話が早いのですが、60~90分の時間枠では必ずしもその視点の転換まで行けるとは限りません。

私もいろいろとしてきましたが、結局のところ、日々のセルフワークに勝るものはないと思います。地道な作業ですが。

私もまたやってみようかな〜?

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