
7月は組み替えの月です。
6月のメッセージに路線変更が始まると書きましたが、今月がその主な月です。場合によっては8月にもかかるかもしれません。
今までの既存のあり方が崩れ、本来のもともとの形というものが現れ始めます。「もともとの」というのは、人間のエゴの想念が覆いかぶさる以前の状態です。
私達が今見ている世の中は、物質として確固と存在しているようですが、そんなことは全くなく、実体はないのです。私達が実体があると思っているだけです。私達の蓄積された想念や記憶の作り出す場がいかにも実体があるかのように見えているだけです。
だんだんとそのベールがはげ落ちていって、いわゆる「本体」が現れてきます。
といっても、本体も物質としての実体があるわけではないので、どちらかというと明らかになっていくのは、この実体があると思われている物質界は本当は幻想、つまり実体がなく、私達の想念、意識が作り出しているということがだんだんとわかってくる月です。
が、なかなかすべての人がこれに気づくのは難しいもので、エゴの思考で忙しくしている人ほど気づきません。
思考が静かでエゴのコントロールから脱している人はますますこの世界が幻想であることに気づいていきます。幻想であることに気づけば気づくほど「本体」のほうが明らかになっていきますので、長い夢から覚めていくような気分です。
路線変更とはそういうことです。
般若心経の世界ではないですが、実体があると思っていたものに実体はなく、ないと思っていたもの、今まで存在にさえ気づかなかったものが本来の存在であると気づいていきます。
肉体はここにあるけど、本体はそうではないと知ることになります。
ただ残念なことに、それに気づく人は今月から増えてはいくのですが、絶対数がまだまだ足りないと思います。それに気づく人は、意識の世界がどのように関係しているかもわかってきますので、おのずと良い住みやすい世界に変えていく方法がわかりますし、個が全体にどのように関係しているかも知ることとなります。
私達が体験している世界が幻想であることがわかってくるにつれ、本体の自分が目覚めていくので、以前書いたように「半透明化」現象が起きているように感じます。
なぜなら物事は通り過ぎていって、自分がブレない限り、自分に何の影響も与えないことがわかるからです。
ただやりすごしていると消滅する、そんな感じです。
が、たいていの人は日々の雑念と情報に忙しく、エゴの世界止まりですので、それを知ることはありません。
気づいた人はできるだけ多くの人がそれに気づけるように広めていってほしいですが、耳を傾けようとしない人には何を言っても通じないでしょう。
7〜8月の間に、物質界のみに留まろうとする人と、物質界に肉体を置きながら精神は魂とつながり、違う次元になる人との差が大きくなっていきます。
事の本質を見抜いた人は、表面上の出来事に振り回されることなく、自分の信念のもとにブレない自分、神の視点を養っていきます。
「神の視点」とは、すべてを受け入れ、批判も判断もしないし、手を下したりもせず、ただ見守っている状態です。
しかしながら、神の意志、意図というものは存在するので、あなたの中の「神の意図」は何か?は知る必要があります。
なぜならそれがあなたのいのちの原動力であり、生きる動機だからです。バッテリーみたいなものです。
ここに電源が入ると、常に神のパワー、つまり大宇宙根源の無限大のエネルギー貯蔵庫から供給をいただくので、エネルギーが枯渇することはないです。
あなたの中心となるものが、三次元の肉体、つまりこの世を基盤にするのか、肉体ではなく、ハイヤーセルフにつながる精神体に基盤をおいて、この世のことは移り変わりゆく映像のように見ていくか、大きく分かれていきそうです。
少なくともこの話を読んでいるあなたには後者になられることをお勧めします。
現象界ではますますたいへんなことがおこる可能性は大です。
インフルエンザにかかると急に高熱が出てたいへんですが、たいてい数日で熱は下がり、症状も消えていきます。
外的につらいことが起きても、そのうち消えると思ってあまり妄想をふくらませすぎずに過ごすことが大切です。
人によっては今月それを試されるかもしれません。
これは幻想なのだと傍観し、やり過ごすことができると、早いうちにその苦悩から脱します。
自由とは、「何も所有していないがうえに、すべてを手に入れている」、それを知っていることを指します。
あなたが自分さえも自分が所有していないのだと気づいた時、大いなる宇宙があなたを祝福し、迎え入れます。
昨年7月に準備されたゲートは今年の夏に開きます。
準備されたし。
「和音」2011.7.2

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