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マイケル・ジャクソン オックスフォード大学での講演」です。

子ども時代に普通の家庭で過ごせなかった彼の思いと、父親との葛藤と、
その思いがどのように変わっていったのか、参考になると思います。

マイケル・ジャクソンは言います。
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あの子たち(注:マイケルの子たち)が、あきらめざるを得なかったこと、わたしのおかした過ち、子育てを通じてこれからおかすだろう過ちを批判するのでな く、いい面、つまりわたしがあの子たちのために喜んで犠牲を払ったことに、目を向けてくれればいいと思います。 わたしたちはみな 人の子で、綿密な計画を立て、努力をしても、常に過ちをおかしてしまうものなのです。それが人間なのです。このことを考える時、 つまり、どんなにわたしがあの子たちに厳しく評価されたくない、いたらない面を見逃してほしいかを考える時、わたしは父のことを 思わずにいられません。 子どものころ、愛されたという実感はないけれど、父がわたしを愛してくれていたに違いないと認めざるを得 ないのです。父はわたしを愛し、わたしにはそれがわかっていた。愛情を示してくれたことは、ほとんどなかったけれど。
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子どもは親を最初、スーパーマンだと思いますが、実際はそうではありません。
過ちも犯す一人の人間です。
それに気がついた時、子どもは裏切られたように思うかもしれません。

私たちが大人になって親になっても、完璧な人間にはなっていないでしょう。
自分も完璧になり得ないのに、親には完璧な親であってほしかったと思うのは、子のエゴなのかもしれません。

もちろん子どもはただ親に無条件で愛してほしかっただけです。
親を許せない子どもは、あるがままの親を受け入れていません。
親が、あるがままの自分を受け入れてくれない、認めてくれないと思いながら、親に対して同じことをしています。

自分の望む愛のかたちではなかったかもしれませんが、いつでも愛はあったのかもしれません。
親は親なりに子のためを思って愛を注いでくれていたのだと思えるようになれば、
そのままの親を認めることができるようになってきます。

最後の方で、マイケルは言います。
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すべては許すことからはじまるのです。世界をいやすためには、まず自分自身をいやさなくてはならないからです。子どもたちをいやすためには、まず子どもた ちの心の中をいやさなくてはなりません。どの子どもたちも同じです。

わたしは、このままでは完璧な大人にも、無償の愛を与えられる親にもなり得ないことがわかり、子ども時代のつらい記憶の扉を閉めました。みなさんにも、そうしてほしいのです。モーゼの十戒、第五の戒律(あなたの父と母を敬え)にふさわしい生き方をしましょう。親 を非難するのではなく、尊敬しましょう。物事をいい方向に考えましょう。だから、私は父を許し、父を非難するのをやめようと思うのです。父を許したい。「お父さん」をほしいから。結局わたしには彼しかいないのです。わたしは過去の重荷を肩から降ろし、父との新しい関係を踏み出したいのです。過去のつらい記憶に邪魔されず、未来を築きたいのです。憎しみに満ちた世界でも、望みをもたなければなりません。

怒りに満ちた世界でも、慰めの心をもたなくてはなりません。絶望に満ちた世界でも、夢を忘れてはなりません。不信感に満ちた世界 でも、信じなくてはなりません。親から傷つけられたと感じていらっしゃるみなさん、失望感を捨ててください。親にあざむかれたと お思いのみなさん、これ以上自分自身をあざむくのはやめましょう。親が邪魔だと思っているみなさん、代わりに手を差し出してくださ い。ご両親に無償の愛を与えてください。これは、みなさんに望むことであり、自分自身に言い聞かせていることでもあります。 そうすれば、親たちはわたしたち子どもから愛し方を学ぶことでしょう。そうすれば、荒れ果てた寂しい世の中に、愛が取り戻される でしょう。シュムリーが「子どもたちの心を通じて両親の心が取り戻される時、新しい世界、新しい時代が来るだろう」という旧約聖 書の預言を話してくれたことがありました。

みなさん、わたしたちがこのような世界をつくっているのです。 わたしたちがその世界に住む子どもたちなのです。インド建国の 父マハトマ・ガンジーが言いました。 「弱者は人を許すことができない。許すことは強さの裏返しである」 さあ、強くなりましょう。そして、壊れた関係を修復するために、立ち上がりましょう。子ども時代に受けた傷が人生にどんな影響 を与えようとも、乗り越えなければなりません。ジェシー・ジャクソン(民主党候補として大統領選に出馬した黒人牧師)の言葉にあるよう、 互いに許し合い、互いに助け合い、そして前へ進みましょう。許し合うことだけでは、涙に暮れる世の中は終わらないかもしれま せん。しかし、多くの子どもたちが親との関係を修復することが、少なくとも新たな出発点となるのです。結果として、わたしたち みんな、もっと幸せになるでしょう。みなさん、信仰、喜び、興奮をもって、わたしの話を締めくくりたいと思います。

今日から、新しい歌が聞こえてきますように。
その歌を子どもたちの笑い声に。
その歌を子どもたちの遊ぶ声に。
その歌を子どもたちの歌声にしよう。
そして、大人たちは耳を傾けよう。

子どもたちのもつ力に驚き、愛の美しさに浸り、ともに、心のシンフォニーを創りだそう。

世界をいやし、痛みを取り去ろう。そして、ともにみんなで美しいメロディーを奏でられますように。

神の恵みがありますように。“I love you”。
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私も長年の親との葛藤をクリアした人間ですので、親子関係の重要さをとてもよくわかります。
親子関係が好転すると、確実に人生は好転します。
自分に対する自分の思い(自己愛)が大きく変わります。

親子関係の悪い人は、あきらめずに、親との和解を試みてください。
親を変えようと思っても変わりません。
変えられるのは、親に対する自分の思いです。

私たちは、子ども時代から色眼鏡をかけて人生を経験しています。
その時に感じたことが現実として記憶に残っています。
違う色眼鏡をかけていたら、違う現実を経験していたことでしょう。

違う色眼鏡をかけて過去を追体験できるのは、あなただけです。
なぜなら、それはあなたが体験して、感じて思ったことだから。

あなた自身の経験と記憶は、あなた自身によってしか変えることができないのです。
過去の記憶も、今のあなたの考えや受け取り方が変われば、変わるのです。

過去をひきずりながら一生を生きるのか、
過去を清算して身軽になって、今から未来に生きるのか?

それは「許し」にかかっています。
親を許すことは自分を許すことです。


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