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悩みは、すでに起こってしまったことについて悩んでいる場合と、

まだ起こっていないことに対して
「もしそうなったらどうしよう?」と悩んでいる場合があります。

起こってしまったことは起こってしまったことなので、
起こったことをいくら嘆いても後悔しても
自分を責めてもなにもなりません。

感情面をすぐにクリアするのは難しいかもしれませんが、
思考面では「どうしたらもっとよくなるのか?」と改善法を考えましょう。
(時には「なぜ起こったか?」を考えることも必要かもしれません)

また、まだ起こってもいないことに対して悩んでいる場合は、
現実に起こっていないことを想像して怖れている状態です。

まだ起こっていないことをいくら想像して悩んでもきりがないです。
だってまだ起こっていないのですから。

もしかして取り越し苦労なだけで起こらないのかもしれません。

そうだとしたら悩んでいる時間に、
もっと建設的なことを考えていた方がよほどいいですよね。

こんな例があります。

自分を昔いじめた人に1日だけですが、
会わなくてはならない用事ができた人がいました。

その人との思い出はイヤな思い出ですから、会うのがいやで
それが決まってからの3か月間、毎日
その人と会うことについて悩んでいました。

頭の中では、そのいじめられていたころのいやなことや、
またいじめられたらどうしよう?という不安が、
ぐるぐると頭の中を駆け巡っていたようです。

つまりその人は、数時間の面会のために、
3か月間、過去のイヤな出来事と、
起こるか起こらないかわからないことに
フォーカスしつづけ、悩み続けていたのです。

もし会ってもいじめられなかったりしたら、
ずっと怖れて考えていた3か月間ってなんだったのでしょうね?

その期間中、もっと楽しいことや
自分のしたいことを考えていたら、
もっと良いことがあったでしょうに。

どうせ悩むなら起こってしまってから
悩んだ方が時間が有効に使えます。

自分が普段考えていることに注意を払ってみましょう。(070627)

(記事整理に伴い、過去記事を加筆訂正後、アップしています)


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